「プロダクトマネジメントのすべて」の共著者、小城久美子さんにご支援いただいて得たものと失ったもの

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はじめに

こんにちは、ペイトナーの邨山毅です。

以前のsairuさんの記事に引き続き、その道の第一人者の方に支援いただいてドメイン知識が大幅アップデートされたお話をアウトプットしていきます。

今回の領域は「プロダクトマネジメント」です。想像以上に哲学的で、右脳と左脳の総合格闘技的な側面のあるものに苦戦して苦戦した奮闘記をお伝えできればと思っています。

前提ですが、僕自身は元々マーケティング領域の人間です。

ただマーケティングだけでなくより広範に事業全体を管轄することになる背景があり、その第一歩として踏み出した学習領域でした。(とは言ってももちろん、sairuに引き続き発起人は野呂さんで、僕は後乗りしただけですが)

そのため、プロダクトマネジメントに関しては前提知識ゼロで挑んでいますので、小城さんのスパルタ教育による成長角度をお伝えできればと思っています!

「プロダクトマネジメント」という哲学

プロダクトマネージャーをされている方であれば一度は聞いたことのある本ではないでしょうか。

今回ご支援いただいた小城さんはこちらの本の共著者の方です。

実際にご支援いただくにあたって僕も初めて読みましたが、それはもう、難易度の高い哲学書でした。

正直、本を読んだ段階では「なるほどね、理解できたっぽい」くらいの温度感でいたんですが、実際に自社プロダクトの言語化を進めると言うは易し行うは難しで、頭混乱しっぱなしでした。

小城さんにご支援いただいて失ったもの

得たものも多かったですが、同時に失ったものも多かったです。

自信と自信と自信でした。

基本は質疑応答ベースで進めていくセッションなのですが、まず自分が質問しているうちに何を聞きたかったのか迷子になり、小城さんから回答を受けても「なるほ、ど、、」としか返事できず、みたいな状態がしばらく続きました。。

数人で参加していましたが、みなさん小城さんの口から出てくる抽象概念の連打にコテンパンに打ちのめされて「小城さん被害者の会(良い意味で)」が結成されたほどでした。笑

太鼓の達人の一番レベル高いモードを、赤青の3Dメガネをかけてプレイしているような感覚です。(そもそもスピードにも追いつけないし叩く場所も混乱してる、の意)

とはいえこれ自体もネガティブな話ではなく、参加者全員が闘志燃やしてプロダクトマネジメントに向き合っていた時間はとても貴重なもので、かなり解像度も上がったのではないかと思っています。

自分ひとりで小城さんのnoteに何千PV分加算させたかわかりません。

試行錯誤を繰り返して食らいついていった

プロジェクト内容として、小城さんのnoteや本にあるようなフレームワークを自社プロダクトに当てはめて作成していきました。

大枠は以下のnoteを参照ください。

価値の言語化

マーケティング業務の中で顧客の「who」と「what」に対しては一定の解像度を持っていたので、そこの深堀りから入りました。

(というのも、プロダクトマネジメントのための言語化には順序があるわけではなく、以下の図のように常にFit&Refineを繰り返さなくてはいけず、とにかく分かるところから始めてみるのが肝だったと思っています)

参考:2020年にしたプロダクト系図解まとめ

そこで出来上がったのが以下のような、プロダクトが提供している価値の言語化及びバリュープロポジションキャンパスです。

プロダクト価値を分解して、バリュープロポジションキャンパスに落とし込みました

マスキングしているので見えないと思いますが、小城さんとのmtgを毎回録画して、文字起こしされたものを何度も何度も見返し、一文字一文字咀嚼しながら一歩一歩言語化していきました。

本当に疲れました。笑

その後に作成したのはプロダクトにおける「ステージ」という概念のインプットでした。

サラッと言いましたがおそらくちゃんと理解するのに半月くらいはかかっています。

参考:ユーザーに欲しいと言われたものを「そのままつくる」プロダクト開発がNGな理由【連載:小城久美子】

センターピンユーザーのレベルを考え、自社プロダクトが提供する最大価値を定義しました 

これによって、ペイトナーファクタリングがどんな価値提案をしているのか、誰をどの状態にするためにプロダクト作りをしているのかを言語化して整理できました。

個人的には、この部分の整理が最もコアだった気がしています。

そして、プロダクトの分解です。

ここも(特に)抽象概念の飛び交う議論で脳のメモリを大量消費しましたが、それだけの価値のあるフレームでした。

参考:プロダクトを分割してマネジメントする

小城さんのnoteの紹介記事みたいになってきてしまいました。

プロダクトの分解

そして、その後に取り組んだのが10Xさんの記事を参考にflywheelを作ることでした。

僕らの現状のプロダクト整理レベルを見かねた小城さんに追加で課していただいたボーナスステージ的なものだったと記憶していますが、ここは結構社内でも作成時に盛り上がったポイントでした。

ファクタリングのプロダクトに関わるメンバーそれぞれで作成してみて、それぞれの解釈を見せ合って理解が進んだのを覚えています。

直近1年間で想定されるFlywheelだけでなく、3年後にはこうなっているだろうという予測で3年後のものも作成したりと、プロダクト組織の本来あるべき姿に目を向けられたポイントでした。

どこに投資するとどの変数が動くのかが明確にわかる図になりました

ここまででおおよそプロダクトの分解と言語化は終わり、あとは開発ロードマップと実務上のワークフローにどう乗っけていくかの部分です。

プロダクト指標

ここまでくると僕らも解像度が上がってきて、MKF(ムラヤマコシロフィット)状態でした。

そんな中作ったのが、NSM(ノーススターメトリック)とKPIツリー、またInput/Output Metricの整理です。

参考:プロダクト指標の作り方 – North Star Metric

参考記事はたくさんあるんですが、全て読んでください。

出来上がった大作はこちら

(全てマスキングですみません、何のためにこの画像載せてるんだって話ですよね)

社内に点在する指標を、幅・深さ・頻度・効率の観点でつなぎ合わせました
最終的にはどんな指標を追うために各プロジェクトが動いているのか、NSMとKGIの違いも定義しました

ここまで終えてみて、やっと僕らの中では一段落しホッとした感じでした。(小城さんには、まだまだ詰めが甘いですねと越前リョーマのように怒られてしまうかもしれませんが。。)

そのあとは、PMの方からエンジニア陣への共有を行っていただき、実際に実務上の会話の土台へと浸透させていくことができています。

別の関係者に伝える過程でもどんどんブラッシュアップされていっています。

また、マーケティング領域でのアクションも、この整理のおかげで数段階飛躍的にアップグレードされました。

ただ、そもそもまだこれを1周回しただけなので、これから何周も何周も、無限にFit&Refineしながらよりプロダクトを磨いていく必要はありますが。

大きくアップデートできたコアの部分

詳しくは記載できませんが、プロジェクト前後で大きく自社プロダクトが提供している価値に対する認識をアップデートすることができました。

これまでは、サービスサイトに記載しているような訴求軸に近いものを「価値」と考えていました。

しかし、実はもっと深いところに提供価値があり、弊社のビジョン「成長する全てのビジネスの、お金のストレスをなくす」と密接にリンクできていたんだということを感じています。

どんどんフリーランス人口が増えている世の中で、フリーランスの方々が日々感じているお金周りのストレスを可能な限り取り除けるよう、引き続きプロダクト開発を進めていきます!

小城さんにご支援いただいて得たもの

プロダクトマネジメントのスキル・ナレッジはもちろんですが、思考方法という側面でも学ばせていただいたことがかなり多かったように思います。

また、ここまで言語化してきたドキュメントたちが社内に蓄積されているため、(sairuの際も同様でしたが)この資料が社内の共通言語となり資産となっています。

小城さん(左上)と弊社マネージャー陣

ユーザーの分析をロジカルにこなしていればいいかというとそれだけではダメで、プロダクトや会社のビジョンやミッションと繋げたりと、時に右脳的なアートの部分も織り交ぜながら言語化していくのがとても複雑で大変したが、それもとても勉強になりました。

プロダクト作りは時に「勇気」が大事であるというお話も印象的で、この領域にかかわらず人生の教訓的なものも得られた気がしています。大袈裟ですが。

マーケティング領域でも使えるマインドセットでもありますね。

これを全て独学でやろうと思うと相当時間かかりますし、数多く潜む落とし穴に片っ端から落ちなくてはいけなくなると思います。

なので、もし本記事を読まれている方でプロダクトマネジメントを追求したいと考えている方がいらっしゃれば、是非、小城さんに相談することをお勧めします。

その後

ご支援いただいている中でも常にアンチパターンに陥るシナリオをインプットしていたおかげもあってか、今のところ(まだ)うまく事を運べてい(ると思って)ます。

PL数値と共にプロダクト指標も組織全員で追いかけられている状態にあり、事業も好調なのが何よりの証だと思っています。

ただやはり一周して満足してしまった感はあるので、定期的に振り返りながらアップデートをかけていかねばと、この記事を執筆してみて背筋が伸びました。

絶対に忘れません!!!!笑

おわりに

やっぷん

画像がほとんど非公開みたいなもんだから、なんで貼ってるんだって話だよ。

邨山

ほんとそれなって話だよね。

やっぷん

『この画像詳しく見てみたい〜!』って人がいたらどうするの?

邨山

下のボタンから飛んで、カジュアル面談してくれたらお見せしちゃいます!

やっぷん

そういう手口か〜。

邨山

正直ここに書ききれていないものだらけだし、マーケティング領域に活かせているものも多くあるので、もし興味あれば情報交換しましょう!

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執筆者プロフィール

ペイッター編集部
ペイトナー株式会社

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