赤字が続いていたり、税金を滞納していたりすると、銀行融資やビジネスローンの審査はなかなか通りません。そんな状況でも資金を調達できる手段がファクタリングです。ファクタリングは借入ではなく売掛債権(請求書)の売却なので、申込者である個人事業主が赤字でも利用できる可能性が高いです。審査されるのは申込者本人の業績ではなく、売掛先(取引先)がきちんと支払うかどうかだからです。赤字でもファクタリングを使える理由と、審査に通るためのポイント、注意点をわかりやすく紹介します。

目次
ファクタリングは赤字の個人事業主でも使えるのか
赤字の個人事業主でも、ファクタリングは使える可能性が高いサービスです。銀行融資のように、事業が黒字か赤字かで利用できるかどうかが決まるわけではないためです。まずはその結論の前提になる、ファクタリングの基本から確認しましょう。
赤字でも使える可能性が高い
赤字決算や税金の滞納があると、銀行融資やビジネスローンの審査は厳しくなります。一方でファクタリングは、申込者本人の業績よりも売掛先の支払い能力を重視するため、赤字でも利用できるケースが多いです。実際、ファクタリングを使う個人事業主には、銀行融資を断られた人や、創業まもなくで実績が少ない人も少なくありません。
ただし、赤字なら必ず使えるわけではありません。売掛先の信用が低かったり、売掛金の存在を書類で証明できなかったりすると、審査に落ちることもあります。
そもそもファクタリングとは
ファクタリングは、手元にある売掛金(取引先に対する未入金の請求書)をファクタリング会社に売却し、入金日より前に現金を受け取るサービスです。借入ではないため、返済義務や利息はありません。
たとえば、60日後に入金される50万円の請求書があるとします。この請求書をファクタリング会社に売れば、手数料を差し引いた金額を入金日前に受け取れます。後日、取引先から売掛金が支払われたら、その分をファクタリング会社に渡して取引が完了します。
ファクタリングの仕組みやメリット・デメリットをまとめて知りたい人は、下記の記事も参考になります。
赤字でもファクタリングを使える理由
赤字でもファクタリングを使える理由は、大きく2つあります。1つは借入ではないこと、もう1つは審査されるのが売掛先の信用だということです。順に見ていきます。
理由1:ファクタリングは借入ではないから
ファクタリングは、お金を借りる契約ではなく、売掛債権を売る契約です。借入ではないので、貸金業の審査で見られる返済能力や信用情報は、融資ほど重視されません。
銀行融資やビジネスローンは、申込者に返済能力があるかを審査します。赤字が続いていると、返済が滞るかもしれないと判断され、審査に通りにくくなります。一方ファクタリングは、すでに発生している売掛金を現金化するだけなので、申込者の返済能力を前提にしていません。
理由2:審査されるのは売掛先の信用だから
ファクタリングの審査で最も重視されるのは、申込者本人ではなく、売掛先(取引先)がきちんと支払うかどうかです。売掛金を支払うのは申込者ではなく売掛先なので、売掛先の信用が高ければ、申込者が赤字でも審査に通りやすくなります。
たとえば取引先が上場企業や官公庁など支払いの安定した相手であれば、申込者の業績が赤字でも、回収できる見込みが高いと判断されます。
赤字で銀行融資が通らないときの資金調達手段をまとめて比較したい人は、下記の記事も参考になります。
ファクタリングと借入(融資)の違い
赤字でも使えるかどうかは、ファクタリングと借入の違いを知ると理解しやすくなります。審査の対象や信用情報への影響など、主な違いを確認しましょう。
審査されるのは自分か、売掛先か
最も大きな違いは、審査で見られる相手です。借入は申込者本人の返済能力を審査しますが、ファクタリングは売掛先の支払い能力を審査します。赤字でも使えるのは、この違いがあるためです。以下の5つの観点で比較します。
| 観点 | ファクタリング | 借入(融資・ローン) |
|---|---|---|
| 契約の種類 | 売掛債権の売却 | お金を借りる |
| 主に審査される相手 | 売掛先(取引先) | 申込者本人 |
| 申込者の赤字・税金滞納 | 影響が小さい | 審査に通りにくい |
| 返済義務 | なし | あり(利息も発生) |
| 信用情報への記録 | 残らない | 残る |
信用情報・負債への影響の違い
借入は契約すると信用情報に記録が残り、負債として帳簿にも計上されます。借入が増えると、その後の融資審査に影響することもあります。
ファクタリングは売掛金を売却するだけなので、信用情報に記録は残らず、負債も増えません。赤字の状況をこれ以上悪化させずに資金を調達できる点が、借入との違いです。
ファクタリングの仕組みと銀行融資との違いをさらに詳しく知りたい人は、下記の記事も参考になります。
赤字の個人事業主がファクタリングを使うメリット
赤字の個人事業主がファクタリングを使うと、銀行融資にはないメリットがあります。主な3つを紹介します。

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メリット1:赤字でも資金を調達できる
銀行融資やビジネスローンは赤字だと審査に通りにくいですが、ファクタリングは売掛先の信用を重視するため、赤字でも資金を調達できる可能性があります。融資を断られた個人事業主の資金調達手段になります。
メリット2:負債が増えず信用情報にも残らない
ファクタリングは借入ではないので、負債が増えません。信用情報にも記録が残らないため、将来の融資審査への影響を気にせず利用できます。
メリット3:入金を待たずにすぐ現金化できる
取引先からの入金まで30日や60日かかる場合でも、ファクタリングを使えば入金日前に現金化できます。赤字で手元資金が少ないときの資金繰りに向いています。
ファクタリングのメリットとデメリットを両面から確認したい人は、下記の記事も参考になります。
赤字でもファクタリングの審査に通るためのポイント
赤字でもファクタリングの審査に通る可能性を高めるには、いくつかのポイントがあります。審査で重視される売掛先の信用を中心に、確認しておきたい点を紹介します。
ポイント1:信用力の高い売掛先の請求書を選ぶ
審査で最も重視されるのは売掛先の支払い能力です。複数の取引先がある場合は、上場企業や官公庁、設立年数が長く経営の安定した会社など、信用力の高い売掛先の請求書を選んで申し込みましょう。
ポイント2:支払い実績のある取引の請求書を使う
過去に何度も期日どおり入金されている取引先の請求書は、回収できる見込みが高いと判断されます。取引が始まったばかりの相手より、継続的に取引している相手の請求書のほうが審査に通りやすくなります。
ポイント3:必要書類をそろえて売掛金を証明する
売掛金が実在することを示すために、請求書や取引先とのやりとりがわかる書類をそろえましょう。書類が不十分だと、売掛金の存在を確認できず審査に落ちることがあります。
ポイント4:2社間と3社間の違いを知っておく
ファクタリングには、取引先に知られずに利用できる2社間ファクタリングと、取引先の同意を得て契約する3社間ファクタリングがあります。3社間は取引先が直接支払うため手数料が安くなりますが、取引先への通知が必要です。状況に合わせて選びましょう。
ファクタリングの審査で何が見られるのかをさらに詳しく知りたい人は、下記の記事も参考になります。
赤字の個人事業主がファクタリングを使うときの注意点
赤字でも使えるファクタリングですが、注意したい点もあります。審査に落ちるケースや、手数料、悪質な業者への対策を確認しましょう。
赤字でも審査に落ちるケース
赤字でも基本的には使えますが、次のような場合は審査に落ちることがあります。
- 売掛先の信用が低い、または経営状況が不安定
- 売掛金の存在を書類で証明できない
- 売掛先がすでに倒産しかけている、入金期日を大幅に過ぎている
赤字そのものより、売掛先と売掛金の中身が原因で落ちるケースが多いです。
手数料と悪質な業者に注意する
ファクタリングには手数料がかかり、利用するたびに支払うため、何度も使うと手数料の合計が大きくなります。資金繰りが厳しいときほど、手数料の安いサービスを選びましょう。
また、なかには法外な手数料を請求する悪質な業者も混ざっています。契約書を渡さない、手数料の説明が曖昧といった会社は避けましょう。

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審査に落ちてしまったときの対処法を知りたい人は、下記の記事も参考になります。
赤字の個人事業主にペイトナーのファクタリングがおすすめな理由
ペイトナーのファクタリングは、赤字や創業まもない個人事業主・フリーランス向けのサービスです。主な特徴を紹介します。
手数料一律10%で受取額を事前に計算できる
ペイトナーのファクタリングは、手数料が一律10%で固定されています。50万円の請求書なら受取額は45万円と、申し込み前から正確に計算できます。資金繰りが厳しい赤字のときも、いくら手元に残るかが事前にわかります。
最短10分入金・土日祝日も対応
ペイトナーのファクタリングは申し込みから最短10分で入金が完了し、土日祝日も対応しています。急いで資金が必要なときも、平日の銀行営業時間を待たずに現金化できます。
1万円の少額から利用できる
ペイトナーのファクタリングは1万円から利用でき、少額の請求書でも現金化できます。初回の利用上限は50万円で、利用実績に応じて最大300万円まで増額できます。審査はAIと人の併用で進み、申し込みは完全オンラインで面談は不要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手数料 | 一律10%(固定) |
| 入金スピード | 最短10分 |
| 利用可能額 | 1万円〜(初回上限50万円、実績に応じて最大300万円) |
| 土日祝日対応 | あり |
| 審査 | AIと人の併用 |
| 申込方法 | 完全オンライン、面談不要 |
| 必要書類 | 3点(2回目以降は請求書のみ) |
個人事業主向けのファクタリング会社を比較して選びたい人は、下記の記事も参考になります。
まとめ
赤字の個人事業主でも、ファクタリングは使える可能性が高いサービスです。借入ではなく売掛債権の売却で、審査されるのは申込者ではなく売掛先の信用だからです。
- 赤字でも使える:銀行融資と違い、申込者の業績より売掛先の支払い能力を重視する
- 借入ではない:返済義務や利息がなく、信用情報にも記録が残らない
- 審査の中心は売掛先:信用力の高い取引先の請求書ほど審査に通りやすい
- 注意点もある:売掛先の信用が低い・売掛金を証明できないと審査に落ちる
- 会社選びが大切:手数料の安さと、契約内容が明確な会社かどうかを確認する
赤字で銀行融資を断られても、資金調達をあきらめる必要はありません。売掛金があるなら、ファクタリングが選択肢になります。

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