ファクタリングは売掛金(請求書)を支払い期日前に現金化できる資金調達の手段で、フリーランスや個人事業主の利用が増えています。
一方で「手数料が高い」「悪質業者がいる」といったデメリットを正しく理解しないまま使うと、かえって資金繰りを悪化させるリスクがあります。
この記事は、すでにファクタリングの利用を検討している個人事業主に向けて、7つのデメリットと回避策を中心に解説します。
手数料相場や手形割引・融資との比較、悪質業者の見分け方、向いている人・向いていない人まで、利用すべきか判断できる材料をまとめました。
本記事はデメリットを軸にした判断材料の提供に絞っています。

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目次
ファクタリングの仕組み|まず押さえたい基本知識
ファクタリングとは、取引先に発行した請求書(売掛債権)をファクタリング会社に売却し、支払い期日を待たずに現金を受け取る資金調達方法です。
銀行融資のようにお金を借りるのではなく、すでに確定している売上を前倒しで受け取るイメージです。
ここでは判断に必要な要点だけを確認します。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリング
ファクタリングには主に2つの契約方式があります。
違いは下表のとおりです。
| 項目 | 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
|---|---|---|
| 契約当事者 | 申込者とファクタリング会社 | 申込者・ファクタリング会社・取引先 |
| 取引先への通知 | なし | あり(取引先の承諾が必要) |
| 入金スピード | 最短即日〜数時間 | 数日〜2週間程度 |
| 手数料の目安 | 10〜20%程度 | 1〜10%程度 |
| 回収方法 | 申込者が取引先から回収後にファクタリング会社へ送金 | 取引先がファクタリング会社に直接支払い |
フリーランスや個人事業主が利用するのは、取引先に知られず手続きが完結する2社間ファクタリングがほとんどです。
この記事でもデメリット・メリットは主に2社間ファクタリングを前提に解説します。
ファクタリングと融資の違い
ファクタリングと銀行融資は、仕組みがまったく異なります。
性質・審査対象・スピードの違いを下表にまとめました。
| 比較項目 | ファクタリング | 銀行融資 |
|---|---|---|
| 性質 | 売掛債権の売却 | 借入 |
| 負債への影響 | 負債にならない | 負債として計上される |
| 信用情報への影響 | 影響しない | 影響する |
| 担保・保証人 | 不要 | 原則必要 |
| 審査対象 | 売掛先(取引先)の支払い能力 | 申込者本人の信用力 |
| 調達スピード | 最短即日 | 2週間〜1か月以上 |
仕組みや図解をもっと詳しく知りたい人は、下記の記事も参考になります。
個人事業主がファクタリングを利用するデメリット7選と回避策
ファクタリングにはメリットだけでなく、利用前に知っておくべきデメリットもあります。
ただし、デメリットの多くは事前に知っていれば回避・軽減できるものです。
ここでは個人事業主に関わる7つのデメリットを、具体的な回避策とセットで解説します。
手数料によって手取り額が減る
ファクタリングを利用すると手数料が差し引かれるため、請求書の額面どおりの金額は受け取れません。
2社間ファクタリングの手数料相場は10〜20%で、たとえば30万円の請求書を手数料10%で売却した場合、手取り額は約27万円です。
毎月のように利用すると、この手数料が年間で大きな金額になります。
手数料10%で利用した場合の年間負担の目安は下表のとおりです。
| 毎月の利用額 | 1回あたりの手数料(10%) | 年間の手数料負担(12回) |
|---|---|---|
| 30万円 | 約3万円 | 約36万円 |
| 50万円 | 約5万円 | 約60万円 |
| 100万円 | 約10万円 | 約120万円 |
ネット上の知恵袋では、毎月の利用が続いた結果、年間で数百万円規模の手数料を負担したという個人事業主の声もあります。
手形割引や銀行融資と比べると割高になりやすい点は、利用前に理解しておきましょう。
回避策:手数料が固定のサービスを選ぶ
手数料が「〇%〜△%」と変動幅のあるサービスでは、審査結果によって想定以上のコストがかかるリスクがあります。
手数料が固定のサービスを選べば、申し込み前に手取り額を正確に計算できます。
ただし、固定だから必ず安いとは限らず、変動制で下限が低いサービスのほうが結果的に安くなるケースもあります。
手数料以外に事務手数料や審査料がかからないかも、あわせて確認しましょう。
手数料がいくらかかるのか、何で決まるのかを知りたい人は、下記の記事も参考になります。
売掛金の範囲内でしか資金調達できない
ファクタリングは売掛債権の売却であるため、手元にある請求書の金額が調達の上限です。
100万円の設備投資のために200万円を調達したいといった場合には、ファクタリングだけでは対応できません。
回避策:他の資金調達手段と組み合わせる
大きな資金が必要な場合は、日本政策金融公庫の融資や自治体の制度融資など、低金利の公的融資と併用するのが現実的です。
ファクタリングはつなぎ資金として使い、まとまった資金は融資で調達するという使い分けが向いています。
分割での支払い(返済)ができない
2社間ファクタリングでは、取引先から売掛金を回収した後、全額を一括でファクタリング会社に送金する必要があります。
融資のような月々の分割返済はできないため、回収した資金を他の支払いに使ってしまわないよう注意が必要です。
回避策:回収分は別口座で管理する
取引先から入金されたら、ファクタリング会社への送金分を即座に別口座に移す、または振込予約を設定しておくことで、うっかり使い込んでしまうリスクを防げます。
複数回ファクタリングを利用する場合は、送金スケジュールを一覧で管理しておくと安心です。
取引先にファクタリングの利用を知られるリスクがある
3社間ファクタリングでは取引先への通知が必須です。
また、2社間でも債権譲渡登記が必要なサービスでは、登記簿を通じて取引先に利用が発覚する可能性がゼロではありません。
回避策:債権譲渡登記が不要なサービスを選ぶ
個人事業主やフリーランスの場合、そもそも債権譲渡登記ができない(法人のみの制度であるため)ので、登記不要で利用できるサービスを選びましょう。
法人の場合も、債権譲渡登記が不要なファクタリング会社を選べば、取引先に知られるリスクを最小限にできます。
悪徳業者・違法業者が存在する
ファクタリング業界には、ファクタリングを装って実質的に高金利の貸付を行う違法業者がいます。
金融庁も注意喚起を行っており、償還請求権ありの契約や手数料が極端に高い業者には警戒が必要です。
知恵袋でも、架空請求での申し込みを持ちかけられたケースや、契約時に連帯保証人を求められたケースなど、法的なトラブルの相談が報告されています。
ここで注意したいのが、給与を買い取ると称する給与ファクタリングです。
金融庁は、給与ファクタリングを貸金業に該当する(=貸金業登録が必要)と判断しています。
登録のない業者による給与の買い取りは違法であり、事業者向けの売掛債権買取とは法的な位置づけがまったく異なります。
信頼できる業者を見極める5つのサイン
以下のポイントを確認しましょう。
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| 会社情報の開示 | 会社の所在地・代表者名が公開されている(住所不明の業者は避ける) |
| 契約の種類 | 契約書の内容が明確で、貸付ではなく債権売買の契約である |
| 手数料の明示 | 手数料が事前に明示されている(審査後にお伝えしますで極端に高い場合は注意) |
| 償還請求権 | 償還請求権がない(ノンリコース)契約である |
| 一括送金 | 分割返済を求められない(分割返済の要求は貸付の特徴) |
偽装ファクタリングや違法業者の手口をもっと詳しく知りたい人は、下記の記事も参考になります。
審査に落ちる可能性がある
ファクタリングは融資より審査に通りやすいとはいえ、必ず審査に通るわけではありません。
売掛先の支払い能力が低い場合や、請求書の内容に不備がある場合は審査に落ちることがあります。
特に建設業の一人親方など、元請けが中小企業で信用力を確認しにくいケースでは、審査が厳しくなることがあります。
回避策:審査で見られるポイントを事前に確認しておく
ファクタリングの審査では主に以下が評価されます。
- 売掛先の企業規模・業歴・支払い実績
- 請求書の金額・支払い期日
- 申込者とファクタリング会社の過去の取引実績
信用力の高い取引先(上場企業・官公庁など)の請求書であれば審査に通りやすくなります。
複数の取引先がある場合は、最も信用力の高い取引先の請求書で申し込みましょう。
審査に落ちる原因や対処法を知りたい人は、下記の記事も参考になります。
繰り返し利用すると手数料負担が蓄積する
ファクタリングは便利な反面、毎月のように繰り返し利用すると手数料の合計が大きくなります。
手数料10%で毎月30万円をファクタリングに出した場合、年間の手数料は約36万円、毎月50万円なら年間約60万円にのぼります。
一時的なつなぎとしては有効でも、恒常的に使い続けると利益を圧迫します。
回避策:つなぎと割り切り、根本的な資金繰り改善も並行する
ファクタリングは一時的な資金ショートを乗り越えるための手段と位置づけ、恒常的に利用しないのが理想です。
並行して以下の対策を進めましょう。
- 取引先との入金までの期間(期日)の交渉
- 経費の見直し・固定費の削減
- 公的融資・補助金の活用検討
今月だけ必要、急な支出に備えたいというスポット利用がファクタリングの向いている使い方です。

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デメリットと比較して知っておきたいファクタリングのメリット
デメリットだけでなく、メリットも理解したうえで判断するのが大切です。
ここでは個人事業主に効くメリットを5つに絞って解説します。
最短即日で資金調達できる
ファクタリング最大のメリットは資金調達のスピードです。
銀行融資では申し込みから入金まで2週間〜1か月以上かかるのが一般的ですが、ファクタリングなら最短即日で現金を受け取れます。
申し込みから入金までスマホで完結するサービスでは、数時間以内に終わるケースもあります。
月末の支払いが迫っているのに入金が来月、というフリーランスにとって大きな強みです。
借入ではないため信用情報に影響しない
ファクタリングは借入ではないため、信用情報機関(CICやJICCなど)に記録が残りません。
将来の住宅ローンやクレジットカードの審査に影響しないのは、個人で活動するフリーランスにとって大きな安心材料です。
担保・保証人が不要
ファクタリングは売掛債権の売却であり、借入ではありません。
そのため、不動産などの担保や保証人を用意する必要がありません。
資産を持たないフリーランスや創業して間もない個人事業主でも、請求書(売掛金)さえあれば利用できます。
赤字・税金滞納でも利用できる可能性がある
ファクタリングの審査で重視されるのは、申込者本人の収入や信用力ではなく売掛先(取引先)の支払い能力です。
そのため、赤字決算や税金・社会保険の滞納があっても利用できる場合があります。
銀行融資の審査に落ちた人や、開業して間もない人でも検討できる資金調達手段です。
ただし、売掛先の信用力によっては審査に通らないこともあるため、必ず利用できるわけではありません。
2社間なら取引先に知られず利用できる
2社間ファクタリングでは、取引先にファクタリングの利用を通知する必要がありません。
資金繰りが厳しいのではないかと取引先に思われることを避けたい場合に、秘密を保ったまま資金調達ができます。
ファクタリングのメリット・デメリット比較一覧表
ここまで解説したファクタリングのメリット・デメリットを一覧で確認します。
| メリット | デメリット | 回避策のポイント |
|---|---|---|
| ① 最短即日で資金調達できる | ① 手数料で手取りが減る | 手数料固定のサービスを選ぶ |
| ② 借入ではないため信用情報に影響しない | ② 売掛金の範囲内に限定される | 公的融資との併用 |
| ③ 担保・保証人が不要 | ③ 分割払いができない | 回収分を別口座で管理 |
| ④ 赤字・税金滞納でも利用できる可能性がある | ④ 取引先に知られるリスク | 債権譲渡登記不要のサービスを選ぶ |
| ⑤ 2社間なら取引先に知られず利用できる | ⑤ 悪徳業者の存在 | 契約内容・手数料の事前確認 |
| ⑥ 審査に落ちる可能性 | 信用力の高い取引先の請求書で申し込む | |
| ⑦ 繰り返し利用で負担が蓄積 | スポット利用に限定する |
手数料の高さは他の資金調達と比べてどうか
ファクタリングのデメリットでもっとも気になるのが手数料の高さです。
手形割引・銀行融資・ビジネスローンと比べると、ファクタリングの手数料がどの水準にあるのかを確認します。
資金調達方法ごとの手数料・金利の目安
| 資金調達方法 | 手数料・金利の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ファクタリング(2社間) | 10〜20%程度 | 最短即日。売掛金が必要 |
| ファクタリング(3社間) | 1〜10%程度 | 取引先への通知が必要 |
| 手形割引 | 年1.5〜5%程度 | 手形が必要。銀行・専門業者が対応 |
| 銀行融資 | 年1〜3%程度 | 審査に時間がかかる |
| ビジネスローン | 年6〜18%程度 | 審査は早いが金利は高め |
手数料だけを比べると、ファクタリングは手形割引や銀行融資より割高です。
たとえば100万円を調達する場合、手形割引なら数万円程度で済むケースが多い一方、ファクタリングでは10〜20万円かかることもあります。
知恵袋でも、ファクタリングと手形割引の負担差が大きいという声が見られます。
ただし、手形割引は手形が必要、銀行融資は審査に時間がかかるなど、それぞれ利用できる条件が異なります。
手数料の高さは即日で現金化できるスピードの対価と捉え、自分の状況でどの調達方法が使えるかを含めて判断しましょう。
手数料が何で決まるのか、安く利用する方法を知りたい人は、下記の記事も参考になります。
ファクタリングが向いている個人事業主・向いていない個人事業主
メリット・デメリットを踏まえて、ファクタリングが向いている人と向いていない人を確認します。
まず、状況別の判断の目安を下表にまとめました。
| 今の状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 入金まであと数日、今だけ資金が足りない | ファクタリングの利用を検討してよい |
| 銀行融資の審査に時間がかかり間に合わない | つなぎ資金として検討してよい |
| 毎月のように資金が足りない | 根本的な資金繰り改善を優先する |
| 大きな設備投資の資金が必要 | 融資や補助金を優先する |
| 手数料をできるだけ払いたくない | 公的融資のほうが総コストは低い |
ファクタリングが向いている人
こんな人におすすめ
| こんな人 | 理由 |
|---|---|
| 今月〜来月の支払いに間に合わない | 取引先からの入金が先で、支出が今すぐ必要 |
| 銀行融資の審査に通らない・時間がない | 開業直後・赤字決算・税金滞納で融資が難しい |
| 取引先に知られたくない | 2社間ファクタリングで秘密を保ちたい |
| 負債を増やしたくない | 信用情報や決算書に影響を出したくない |
ファクタリングが向いていない人
ファクタリング以外の手段を検討すべきケース
| こんな人 | 検討すべき手段 |
|---|---|
| 売掛金(請求書)がない | ファクタリングは売掛債権がなければ利用できない |
| 継続的に毎月利用したい | 手数料の合計が大きくなるため根本改善を優先 |
| 大きな設備投資資金が必要 | 融資や補助金のほうが適している |
| 手数料を極力払いたくない | 公的融資(年利1〜3%程度)のほうが総コストは低い |
| 入金まで3か月以上先の請求書しかない | 入金までの期間が長い請求書は審査で不利になりやすい |
毎月の資金不足が続いている場合は、ファクタリングよりも公的融資のほうが適しているケースが多いです。
自分がどちらに当てはまるかを確認したうえで検討しましょう。

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デメリットを避けるための個人事業主のファクタリング会社の選び方
ファクタリングのデメリットの多くは、利用するサービスの選び方で回避・軽減できます。
個人事業主が確認したいポイントを順に紹介します。
手数料が明確に表示されているか
手数料が「〇%〜△%」と幅がある場合、審査結果次第で高い手数料を提示されるリスクがあります。
手数料が固定で事前にわかるサービスだと、申し込み前に手取り額を計算できて安心です。
また、手数料以外の費用(事務手数料・振込手数料・審査料)の有無も確認しましょう。
固定手数料の場合も「安い」とは限らない点に注意する
手数料が固定のサービスは手取り額を計算しやすい一方、固定だから必ず安いとは限りません。
変動制で下限が低いサービスのほうが、売掛先の信用力次第では結果的に安くなることもあります。
固定手数料の金額そのものが相場と比べて高くないかも、あわせて確認しましょう。
ノンリコース(償還請求権なし)か確認する
償還請求権ありの契約は、実質的に貸付と同じです。
売掛先が支払いをしなかった場合に申込者が全額を負担させられるため、必ずノンリコース(償還請求権なし)であることを確認しましょう。
個人事業主・少額・即日対応に対応しているか確認する
ファクタリングサービスの中には、法人限定としているものや、最低利用額が高いものもあります。
個人事業主・フリーランスの方は、検討しているサービスが自分の事業形態に対応しているか、1万円などの少額から利用できるか、即日対応かを確認しましょう。
請求書1件あたりの金額が小さい場合は、最低利用額が低いサービスだと使いやすくなります。
具体例として条件が明確なサービスを確認する
条件が明確なサービスの例として、ペイトナーのファクタリングがあります。
手数料が一律10%で固定されているため、申し込み前に手取り額を計算できます。
たとえば30万円の請求書なら手取りは約27万円と、申し込み前から計算できます。
最短10分で入金が完了し、土日祝日も対応しています。
1万円から利用でき、初回の利用上限は50万円、利用実績に応じて最大300万円まで増額されます。
審査はAIと人の併用で、必要書類は3点(2回目以降は請求書のみ)です。
ただし、固定手数料は手取り額が読みやすい一方で、固定だから必ず安いとは限らない点には注意しましょう。
ペイトナーのファクタリング サービス概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手数料 | 一律10%(固定) |
| 入金スピード | 最短10分 |
| 利用可能額 | 1万円〜(初回上限50万円、実績に応じて最大300万円) |
| 土日祝日対応 | あり |
| 審査 | AIと人の併用 |
| 申込方法 | 完全オンライン、面談不要 |
| 必要書類 | 3点(2回目以降は請求書のみ) |
各社の手数料や入金スピードをまとめて比べたい人は、下記の記事も参考になります。
ファクタリングが合わない場合の資金繰り改善策
毎月のように資金が足りない場合は、ファクタリングを繰り返すより根本的な資金繰り改善のほうが向いています。
ファクタリングに頼らず資金繰りを整える方法を紹介します。
取引先と入金サイトを交渉する
資金繰りが苦しくなる大きな原因が、請求から入金までの期間の長さです。
元請けからの入金が60日後・90日後といった場合、その間の材料費や外注費を立て替える必要があります。
取引先に入金までの期間を短くできないか交渉することで、ファクタリングに頼らずに資金繰りを改善できる場合があります。
すべての取引先で通るわけではありませんが、関係の良い取引先から相談してみましょう。
日本政策金融公庫・制度融資を検討する
手数料を抑えたい場合は、日本政策金融公庫の融資や自治体の制度融資など、低金利の公的融資が選択肢になります。
年利1〜3%程度で借りられるため、繰り返しファクタリングを利用するより総コストは低くなります。
審査に時間はかかりますが、まとまった資金を低コストで調達したい場合に向いています。
開業直後で過去に融資を断られた場合でも、創業向けの融資制度を利用できることがあります。
個人事業主のファクタリングのデメリットに関するよくある質問
ファクタリングのデメリットに関して、個人事業主から多く寄せられる質問をまとめました。
違法ではありません。
ファクタリングは民法上の債権譲渡に基づく正当な取引で、経済産業省も中小企業の資金調達手段として売掛債権の活用を進めています。
ただし、ファクタリングを装った違法な貸付を行う業者には注意が必要です。
特に給与を買い取ると称する給与ファクタリングは、金融庁が貸金業に該当すると判断しており、登録のない業者によるものは違法です。
サービスによります。
多くのファクタリング会社では、売掛先が法人であることが利用条件です。
売掛先が個人や個人事業主の場合は対象外となるケースが多いので、事前に各サービスの利用条件を確認しましょう。
利用できます。
個人事業主・フリーランスが利用するファクタリングは、取引先に知られず手続きが完結する2社間ファクタリングを選ぶ人がほとんどです。
債権譲渡登記は法人のみの制度のため、個人事業主は登記不要で利用できるサービスを選びましょう。
まとめ
ファクタリングは、売掛金を支払い期日前に現金化できる資金調達の手段です。
最後に、利用すべきか判断するためのポイントを振り返ります。
手数料は割高になりやすい
2社間は10〜20%が相場。
手形割引・銀行融資より高く、繰り返すと年間負担が大きくなる。
デメリットは回避できる
手数料固定のサービス選び・別口座管理・登記不要のサービス選びで軽減できる。
悪質業者には注意
会社情報の開示・契約の種類・手数料の明示・ノンリコースかを確認する。
メリットは即日調達と審査の柔軟さ
信用情報に影響せず、赤字・税金滞納でも利用できる可能性がある。
向き不向きがある
今だけ足りないつなぎ資金には向くが、毎月の資金不足には公的融資が適している。
デメリットの多くは、信頼できるサービスを選び、利用の仕方を工夫することで回避・軽減できます。
手数料固定で手取り額を計算しやすいサービスを探している人は、ペイトナーのファクタリングも選択肢として確認してみてください。

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