フリーランスによくある「お金の悩み」。今こそ必要なフィンテックとは?

フリーランスや自営業にとって、切っても切り離せない「お金の悩み」。特に報酬の支払いで悩む方は多いはず。

最近は、その悩みを解決するフィンテックサービスも普及し始めています。

では、フリーランス・自営業の方はどんなお金の悩みを抱えていて、それを解決するためにどういったサービスを使うと良いのでしょうか。

フリーランス・自営業を支援する一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の代表理事・平田麻莉さんを招き、ペイトナーCEOの阪井、COOの野呂と3人で考えました。

今回のメンバー

調査で分かった、フリーランスを悩ませる「報酬の回収期間」

野呂:さっそくですが、平田さんに見てもらいたいデータがあります。ペイトナーでは、フリーランス・自営業の「収入・支払い」に関する調査を行ったんですね。

阪井:いろいろと興味深い結果が出ていて、たとえば、約7割の方がこれまでに資金繰りの悪化を経験していたり、およそ3人に1人がお金を工面した経験があったり。さまざまな「お金の悩み」がわかったんですね。

野呂:平田さんは、この調査結果で気になった点はありますか?

平田:印象的なのは「報酬を回収する期間」についてですね。納品から報酬回収までの平均期間が「2ヶ月以上」と答えた方が約3割いたのは見逃せないデータです 。

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阪井:会社同士のやりとりでは、2ヶ月を超えるのはあまり考えられないですよね。

平田:私たちもこういった悩みはよくうかがっていて。もともと支払い期間が長く設定されているケースもあれば、支払い期日をずるずると先延ばしされてしまうこともあるんです。

野呂:実はペイトナーにも、個人の方から「支払いを急に延ばされた」とご相談いただくことが多いんですよね。

平田:最初から支払う日が決まっているなら、それに合わせて資金計画も立てられますが、急に延びるのは厳しい。いま、フリーランスの契約ルールを整備する新しい法律(フリーランス新法)を実現しようと私たちの協会も活動していますが、こういった支払いの課題もきちんとルール化されていく見込みです。

阪井:ちなみに、資金繰りの問題を抱えやすい職種や業界ってあるのでしょうか?

平田:いわゆる“持ち出し”の多い職種ですね。職人・大工、イベントのプランナー、遠方出張の多いライターやカメラマンなど。たくさんの経費を先に自腹で払うので、どうしても資金繰りが悪化しやすくなりますよね。

 発注元が前もって経費を渡してくれることも稀にありますが、仕事を進める中で想定以上に経費がかさむこともあるため、後でまとめて精算するパターンが主流ですよね。

阪井:経費は複雑なので、最後に一括で清算するほうがラクという発注元の考えもありそうですよね。そういう複雑な部分こそ、フィンテックサービスで解決できればと思っています

資金繰りに悩む方こそ、ファクタリングを知ってほしい

フリーランス協会の平田さん

平田:個人で働く方のお金の課題を、法律やガイドラインでサポートすることは大切です。とはいえ、それだけではカバーできないこともあって。そこをフィンテックに支えてほしいですね。実際にペイトナーのようなファクタリング利用者が増えているということは、それだけみなさんに必要とされているのだと思いますし。

野呂:ペイトナーの利用者は、この3年間で2万6000人を超えています。裏を返せば、それだけ報酬の悩みと向き合っている方が多いということですよね。

平田:報酬の問題は、発注元のやり方に左右されることが多く、自分ではどうにも出来ないアンコントローラブルなもの。ただ、それにより手元資金が減れば、新しい仕事に挑戦できない、もしくはやりたい仕事を我慢せざるを得ない事態になってしまいます。ファクタリングは、そんな状況を救うものだと思いますね。

阪井:お金の悩みを抱えていながら、ファクタリングを知らず活用できていない方もたくさんいるので、そういう方にも届けられるようにしたいですね。

平田:ファクタリングの良い点は、あくまで自分が稼いだお金を、早く現金化できるところですよね。他人のお金を借りるのに比べて気持ちの負担が軽いと思うんですよね。

 しかも、ペイトナーさんの場合、手続きが終わるとすぐに現金が支払われるんですよね? 以前、創業間もない阪井さんとお話ししたとき、とにかく「手続きから支払いまでの時間を短くしたい」とおっしゃっていて。そこに徹底してこだわってきたことがプロダクトにも表れています。

阪井:いまは手続き完了から最速10分以内で支払えます。これは野呂をはじめ、メンバーのおかげですね。

野呂:支払いの早さでは、自分の中に目標があって。ペイトナーが進化して、請求書を発行した時点で自動的にお金が振り込まれる仕組みをいずれ作れたらな、と。そして、後から発注元の報酬をペイトナーが回収するような。実現するには、法律を含めていろんな対応が必要ですが、そんな世界を目指していきたいんです。

フィンテックが普及すれば、お金にマジメな会社が増える?

平田:今日のお話に出てきた支払い遅延などの問題は、今後、フリーランス新法でルール化されるでしょう。一方、お金の問題は業界によって事情が異なるので、業界ごとのルールを作っていくことも大切かもしれません。

阪井:あわせて、フィンテックサービスが普及することも、お金の問題を減らすと思います。たとえばペイトナーで報酬が早く振り込まれる体験をしたり、請求書をいちいち郵送せず電子化できたりすると、みんなそれに慣れて、逆に支払いが遅い会社や、いまだにアナログな会社は評価を落とすはず。会社はきちんとした対応が必要になってきますよね。

野呂:逆に対応できていない会社には、優秀な個人の方が集まらなくなるかもしれません。

平田:フリーランス協会が行った調査でも、クラウド会計サービスで記帳をしている方はすでに6割を超えていて。そうやってフィンテックサービスが働きやすさを後押しすると、業界自体もよくなっていくかもしれませんね。

阪井:ぜひそんな流れを作れたらと思います!

平田:個人の方のキャリアアップのためにも、お金の悩みを解決しておくことは重要です。なぜなら、スキルアップのためには仕事の幅を少しずつ広げていくことが大切ですが、幅を広げるにはお金が必要なことも多いですから。何かを仕入れたり、新しい機材を揃えたりというだけでなく、研修を受けたり、資格を取得したり。それから新しい領域に挑戦するために最初は少し報酬を下げて仕事を受けるといったことも自己投資になります。その意味でも、フィンテックの発展には意味があると思います。

 一方で、ルールや環境を整備することも大切なので、私たちはその方面で努力していきたいですね。たとえば、フリーランス協会では、フリーランス・自営業者が報酬トラブルに遭った場合、最大70万円の弁護士費用を補償する「フリーガル」という保険を自動付帯の会員特典として提供しています。こういったものを活用してもらいながら、個人の方が泣き寝入りすることなく、安心して働ける社会にしていきたいですね。

サービス情報

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『ペイトナー ファクタリング』とは、フリーランス、個人事業主、中小企業の皆様のお仕事の成果をこれまでよりも早くお手元に届ける事を目的としたサービスです。

お仕事を終え、取引先に送った入金前の請求書情報をご登録いただく事で、本来1〜3ヶ月後に入金されていた報酬を『ペイトナー ファクタリング』が前もってお支払いします。

このサービスの利用は、取引先に知られることはありません。

取引先から請求書に対してのお支払いが終わった後に、ペイトナーまで振込をいただきます。