フリーランスになるには?具体的な流れや職種別のポイントを解説!

フリーランスなり方

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「フリーランスになりたいけど、どうやってなるの?」と考えている方は非常に多くいます。昨今は副業をする人が増えたこともあり、フリーランスの自由な働き方に憧れを持つ方も増えているようです。

本記事では、フリーランスのなり方を詳しく紹介します。必要となるスキルや、職業別のなり方などを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

やっぷん
  • フリーランスになるためには、専門性だけでなく営業スキルも必要だよ
  • 独立開業する際は、開業届はもちろん、必要に応じて青色申告やインボイス制度の手続きもしておこう
  • 資金繰りに困ったら、カードローンやファクタリングなどの活用がおすすめ!

そもそもフリーランスとは?

フリーランスとは、自分自身で事業を営む人のことです。自分のスキルを活かして、さまざまな企業や消費者と関わり、仕事をしていきます。

会社員との主な違いは、営業や経理などすべて自分自身で行う点が挙げられるでしょう。また、労働基準法の適用外である点も、会社員との大きな違いと言えます。

フリーランスと個人事業主の違い

フリーランスと個人事業主の違いは、開業届を提出しているかどうかです。フリーランスは、開業届を出しているかどうかに関わらず、自分自身で事業を営んでいる方全般を指します。副業として、自分で仕事を獲得して事業を営む人も、フリーランスと言えるのです。

一方、個人事業主は開業届を提出して、確定申告をしている人を指します。開業届を提出していない人は、税務上の区分である個人事業主には該当しません。

ただし、フリーランスも個人事業主も、自分自身で事業を営んでいる人という点では同じです。フリーランスのほうが、より広い範囲を指すというイメージで覚えておきましょう。

フリーランスに必要な6つのスキル

フリーランスは自分自身で営業から実務、経理まで行うので、さまざまなスキルが必要になります。

フリーランスに必要な6つのスキル
  • 専門性
  • 実務経験
  • 実績
  • 営業力
  • 対人能力
  • スケジュール管理能力
  • 会計スキル

これからフリーランスになりたい方は、以下の内容を読みながら、自分自身が身につけるべきスキルを考えてみましょう。

案件獲得

専門性

フリーランスとして成功するためには、専門性が不可欠です。専門性とは、特定の分野やスキルにおいて深い知識と高い技術を持つことを指します。これがフリーランスにとって重要な理由は、競争が激しい市場で自分を際立たせるための重要な要素だからです。

昨今は、AIツールが発展してきており、デザイン・ライティング・プログラミングなど幅広い分野でAI技術が活用されています。

例えばイラストやデザインなら、低価格のツールでも自力である程度のものが作れてしまいます。ライティングも、プロンプト(AIへの指令文)を作り慣れている方なら、一定レベルの文章を短時間で量産できてしまう時代です。

実際に、この見出しの冒頭文「フリーランスとして成功するためには〜要素だからです。」は、ChatGPTを用いて作成しました。

今後もAI技術が発展していくことを考えると、専門性が高いのはもちろん、あなたならではの魅力や特徴も必要になってくるでしょう。

実務経験

実務経験は、業務をスムーズに進めるために必要です。

各業界ごとに、業界スタンダードの仕事の進め方というのがあります。また、納品形式についても、主流となるものがあるはずです。

業界スタンダードを知らないと起こるトラブル
  • イラストの納品形式が違う
  • 動画編集素材の整理の仕方やツール上での並べ方が違い修正しにくい
  • レギュレーションを守って文章執筆するのに不慣れで修正が増える
  • ビジネスチャットツールの使い方が分からず連絡が滞る

こうした業界スタンダードを知らないと、細かな部分で余計な修正が発生するので、取引先が困ってしまいます。また、修正が多くなりすぎて、次回以降の依頼がもらえなくなるケースもあるでしょう。

実務経験があれば、顧客から信頼してもらいやすくなるのはもちろん、お互いにスムーズに仕事がしやすくなります。

実績

実績は、仕事を獲得するために必要不可欠です。

取引先は、あなたに依頼するかを判断する際「どういった仕事をしてきたのか」「どれくらいのレベルで仕事ができるか」を知りたいと考えます。

実績として提示できるものがあれば、あなたの経験値やレベルがすぐ分かるので、依頼するかを判断しやすくなるのです。こうした実績をまとめたものを「ポートフォリオ」と呼び、企業によってはポートフォリオの提示を必須としているケースもあります。

まだ駆け出しの方は、まず良いポートフォリオを作成できるように、スキルを高めつつどんどん営業をかけていきましょう。

なお、仕事によっては口外禁止というケースもあります。実績にならない仕事は、どれだけ対応しても他の仕事に繋がりにくいので、注意が必要です。

営業力

フリーランスは自分自身で仕事を獲得する必要があるため、営業力が必須です。

企業のホームページやSNSに営業の連絡をしたり、求人サイト経由で営業をかけたりと、昨今はネット上で営業しやすくなりました。だからこそ、競合に負けないような営業力がないと、仕事を獲得しにくくもなっています。

営業力を高めるためには、企業研究の仕方と、文章の書き方を学ぶのがおすすめです。相手企業はどういったビジネスをしているか、何に困っているか、自分のスキルがどう役立つかを分析し、それをうまく文章に落とし込めれば、仕事を獲得しやすくなるでしょう。

なお、SNSやホームページに依頼の連絡がたくさん来る場合であっても、営業力は必要です。なぜなら、依頼内容が自分の希望と合致していないケースが非常に多いからです。

例えば報酬額が低すぎる場合、営業に慣れていれば、金額交渉もスムーズにできます。また、スケジュール調整や仕事の進め方など、さまざまな部分の調整もしやすいでしょう。

どういった状況にある人であっても、自分自身が健全に事業を営むために、営業力が必要なのです。

対人能力

フリーランスは「人間関係のしがらみのない、自由な働き方」と思われがちですが、それは大きな間違いです。むしろ、ある程度の対人能力がないと、生きていけません。

前述のとおり、フリーランスは自分自身で仕事を獲得します。上手にコミュニケーションを取って、良好な関係を維持できないと、仕事がなくなり収入がゼロになってしまうのが、フリーランスという働き方なのです。

対人能力を鍛えるためには、やはり経験を積むのが一番です。小売系のアルバイトをしてみたり、バーや交流会などに足を運んだりと、人と会話する機会を増やしましょう。

スケジュール管理能力

フリーランスは、スケジュール管理も自分自身で行わなければなりません。

基本的に、取引先と決めるのは納期や途中経過の報告期日くらいです。どういったスケジュールで仕事を進めるかは、自分自身で調整する必要があります。

まずタスクを細分化し、いつまでにどのタスクをこなすか自分で期日を設定します。また、修正が発生しても良いように、どれくらい余裕を持たせるかも考えないといけません。

そして、自分で決めた期日をしっかりと守ってタスクをこなす責任感や自制心も必要になります。他人が指示してくれないからこそ、自分自身で自分を律して、スケジュール通りに仕事をこなす力がとても重要です。

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会計スキル

フリーランスは、各種支払いや確定申告なども自分で行うため、ある程度の会計スキルも必要です。

仕入先への入金、請求書の作成、報酬の振り込み確認、確定申告、レシート・領収書の整理など、やることを多岐に渡ります。こうした会計業務を仕事の合間にやるので、効率よく作業するためのスキルや知識が必要なのです。

もちろん、税理士を雇う方法もあります。しかし、税理士を雇ったからといって、全てを任せることはできません。また、請求書作成や振り込み確認など日常の会計業務は、秘書を雇わない限り、基本的に自分で行う必要があります。

特にフリーランス1〜3年目は、売上が安定せず、税理士や秘書を雇うお金がない人が多いでしょう。そのため、自分自身でお金周りのことができるように、あらかじめ勉強しておく必要があります。

税理士費用

フリーランスのなり方5つのステップ

フリーランスのなり方は人それぞれです。友人の紹介で仕事をもらえるようになったり、前職の経験を活かして独立したりと、多種多様ななり方があります。

一般的には、以下のような流れでフリーランスになる方が多いでしょう。

フリーランスのなり方5つのステップ
  • ①副業からスタート
  • ②有料講座や専門書でスキルを高める
  • ③実績を積みポートフォリオを作成
  • ④営業をかけて取引先を増やし事業規模の収益を確保
  • ⑤独立・フリーランス生活スタート!

それでは、各ステップでどういったことをするのか、具体的に解説します。

①副業からスタート

フリーランスは、副業として仕事を始めた人が多いようです。

昨今はクラウドソーシングサイトや、フリーランス向けの求人サイトが充実しているため、初心者でも仕事を獲得しやすくなっています。

フリーランスが使えるクラウドソーシングサイト・求人サイトなど
  • Lancers
  • Crowd Works
  • ココナラ
  • wantedly
  • Indeed

最初は低単価でも良いので、何か仕事をしてみましょう。実際に仕事をしてみることで、自分に足りない部分が見えてきます。

もちろん、仕事を受けるためには最低限のスキルが必要です。まったくの未経験であれば、②の方法で勉強をして、一定レベルのスキルを身に付けてから仕事を獲得していきましょう。

福利厚生

②有料講座や専門書でスキルを高める

良い案件を獲得するために、講座や専門書でスキルを高めましょう。

最初は専門書を購入して、基礎的な部分を学習するのがおすすめです。ネットにも情報はありますが、必要な情報がちらばっていたり、情報が古かったりするので、古すぎず人気のある参考書を1〜3冊ほど読んでおくことをおすすめします。

そして、実務経験を積んでいくうえでスキル不足を感じる場面があったら、有料講座を受講してみるのがおすすめです。

有料講座では、その業界で生計を立ててきた人から情報を得られるので、より実践的なスキルと知識を身につけられます。また、講師の先生に質問ができるのも魅力です。

生計を立てられるくらいの報酬をもらうためには、一定レベル以上のスキルが必要になります。報酬の伸び悩みを感じたタイミングで、ぜひ講座を受講してみてください。

③実績を積みポートフォリオを作成

スキルを高めて仕事を獲得できるようになってきたら、実績を意識してみましょう。

どういった実績を積んでいくかが、その後の仕事に大きく影響します。例えばライターなら、取材記事なのかエッセイなのかコラムなのか、はたまたWEBメディア向けのニュース記事なのかで、その人の方向性が大きく左右されるのです。

自分がどういった仕事をしたいか考えて、そこに向けたスキルを習得しつつ、営業をかけて実績を積んでいきます。うまく実績を作れないときは、また②のスキル習得に戻って土台を固めつつ、人脈作りにも励み、再度営業をかけてみましょう。

個人事業主兼業

④営業をかけて取引先を増やし事業規模の収益を確保

フリーランス生活がスタートして3〜6か月ほどになったら、収入の分散と売上の向上を意識しましょう。

よくあるケースとして、ある程度の報酬をもらえる仕事1〜2つだけをこなしてしまうケースがあります。確かに効率は良いのですが、収入を分散しておかないと、1つの依頼が切れたときのダメージが非常に大きくなるため危険です。

特に独立後は、3〜5社ほどから依頼を受けている状態をキープしておくと、どこかの依頼が切れてもダメージが少なく、売上も安定させやすくなります。

また、複数社から依頼を受けていると、精神的な余裕ができて、金額交渉をしやすくなります。結果として、売上を上げやすくなり、事業規模の収益を確保できるようになるでしょう。

⑤独立・フリーランス生活スタート!

収益が会社員時代の1.5〜2倍程度になったら、独立を検討しましょう。

フリーランスは、会社員よりも出て行くお金が増えます。年金保険料※や健康保険料は全額自己負担ですし、経費も自分で支払う必要があるためです。

そもそも固定給がなくなり、収入が不安定になるので、会社員時代の倍近くは稼げる状態でないと、独立後が苦しくなってしまうでしょう。

また独立の際には、半年〜1年分の生活費を貯金しておくのも大切です。フリーランスをしていると、どこかのタイミングで収入が苦しくなります。自分自身が病気になったり、景気が悪くなったり、災害が起きたりと、仕事がなくなる要因はたくさんあるのです。

ある程度の貯金があれば、収入が減っても安心して暮らせます。また、低単価の仕事を無理して受けずにすみ、結果として健全な事業運営がしやすくなるでしょう。

※会社員と個人事業主では加入する年金の種類が違うので、金額が倍になる訳ではありません。

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フリーランスとして開業する際の手続き

フリーランスとして開業する際は、以下の手続きが必要です。

フリーランスとして開業する際の手続き
  •  開業届
  •  青色申告承認申請書
  •  適格請求書発行事業者の登録申請
  •  簡易課税制度の手続き

それでは、それぞれどういった手続きなのか詳しく解説します。

開業届

開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)は、個人事業主になるために必須の書類です。誰が・どこで・どんな事業を開業するのかを記入して、所轄税務署に提出します。

3月15日までに開業する方で、青色確定申告をしたい場合は、3月15日までに必ず提出しましょう。提出時は、マイナンバーが確認できる書類を必ずご持参ください。

青色申告承認申請書

青色申告承認申請書とは、青色確定申告をするための事前手続きに必要な書類です。

確定申告には白色と青色があり、青色申告だと最大65万円の控除が受けられたり、赤字の繰り越しができたりします。

青色承認申請書は、青色申告をしたい所得が発生する年の3月15日までの提出が必須です。ただし、1月16日以降に開業する場合は、事業開始から2か月以内に提出してください。

青色申告承認申請書は、開業届と一緒に提出すれば問題ありません。

青色申告承認申請書

適格請求書発行事業者の登録申請

適格請求書発行事業者とは、いわゆるインボイス登録事業者のことです。

インボイス制度とは、事前登録した事業者がルールに従って「適格請求書(インボイス)」を発行することで、正しい税額計算および納税ができるようにしようという制度です。

取引先によっては、登録事業者でないと取引ができなかったり、報酬額が減らされたりします。インボイスがないと、取引先が損をしてしまうためです。

さまざまな企業とスムーズに取引したい場合は、この適格請求書発行事業者の登録申請をしておきましょう。

簡易課税制度の手続き

簡易課税制度とは、消費税の計算方法のひとつです。

インボイス登録事業者になると、売上に関わらず消費税の納税が義務になります。簡易課税制度が使えると、消費税納税額の計算がとてもラクです。この簡易課税制度を利用するためには事前申請が必須なので、忘れずに行いましょう。

ただし、簡易課税制度だと損をしてしまうケースもあります。自分の所得状況をふまえて、最適なものを選択しましょう。

職種別!フリーランスのなり方・ポイント

「自分がなりたい職業は、どうやってフリーランスになれば良いんだろう?」と思う方も多くいるでしょう。今回は、以下の職業に関して、職業別のフリーランスのなり方を解説します。

職種別!フリーランスのなり方・ポイント
  • WEBライター
  • プログラマー
  • エンジニア
  • イラストレーター
  • デザイナー
  • WEBデザイナー

それでは、職業別でフリーランスのなり方やポイントを解説します。

WEBライター

WEBライターとしてフリーランスになりたい場合、競合の多さがネックになります。日本語の文章を書くというのは、非常に多くの人ができるためです。

競合に負けないために、ライティングスキルはもちろん、SEO・SNS運用、記事アイデアの企画力など、さまざまな知識やスキルが必要になります。

フリーランスとして活躍するライターになるためには、いくつかのルートがあります。直接営業で取引先を増やし実績を積む方法もあれば、SNSやブログで情報発信をしてファンを獲得し、依頼をもらえる状況にしていく方法もあるでしょう。

ある程度の収入を得られるようになったら、ライターとして仕事を続けるか、編集者としてより多くの収益を得られるようにするかの分岐点があります。ライターの場合、1日に書ける文字数に限界があるので、単価を上げるために、認知度やスキルを高めないといけません。

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プログラマー

プログラマーは副業として人気になっていることもあり、3年程度の実務経験が必要な案件が多くなっています。そのため、まずはプログラマーとしての実務経験を積むため、就職したほうが良いでしょう。

プログラミング言語については、代表的なものを2〜3つほど扱えれば問題ありません。扱える言語数を増やすよりも、その言語でどれだけ高度な作業を行えるかが大切です。

案件獲得については、昨今はIT業界の求人紹介サービスが増えてるため、いくつかのサイトに登録すれば無理なく仕事が見つかるでしょう。もちろん、スキルや実務経験が不足していれば仕事がもらえないので、会社員のうちに登録しておき、おおよそどれくらいのレベルが必要なのか把握しておくようにしましょう。

フリーランスとして仕事をしていくと、SEとして専門性を磨くか、PLやPMといった管理職になっていくかを考える必要があります。自分のやりたいことや適正を見据えて、キャリアパスを考えておきましょう。

エンジニア

エンジニアの場合、プログラマーよりも上流工程を担当することになるので、より豊富な実務経験が求められます。

ただプログラミング知識があれば良いという訳ではなく、依頼主とコミュニケーションをとって要件定義をしたり、基本設計を決めたりする必要があるためです。

また、上流工程を担当するのに伴い、マネジメントスキルも必要になります。PL・PMとしての実務経験があると、信頼を得やすく案件を獲得しやすいでしょう。

イラストレーター

イラストレーターの場合、汎用性のあるイラストを量産するタイプと、オリジナリティ溢れるイラストを制作するタイプに分けられます。

汎用性のあるイラストの場合、昨今はフリーイラストサイトが大量にあるため、依頼を受けにくいでしょう。わざわざお金をかけて依頼するなら、フリーサイトで探したほうが安くて早いからです。

オリジナリティ溢れるイラストを制作して生計を立てたい場合、まず自分のスタイルを模索しないといけません。非常に時間がかかりますが、自分なりのスタイルを確立できると、そこに魅力を感じてもらえれば、安定して仕事をもらえるようになります。

自分のスタイルが見つかったら、とにかくSNSで発信しましょう。Instagram・X(旧:Twitter)・YouTube・TikTokなんでも使ってください。ただし、発信内容はブランディングを損なわないように、事前にテイストを考えておくのがおすすめです。

またネットだけでなく、個展を開催するのも重要です。ネット上の発信だけよりも、オフラインで顧客と会える機会があったほうが、信頼を得やすく、ファンを獲得しやすいためです。

イラストレーターは、とにかく動き出しに時間とお金がかかります。しかし、そのぶん自分自身のスタイルを確立し、それに共感してくれる人が集まれば、とても楽しいフリーランス人生を歩めるでしょう。

デザイナー

デザイナーの場合、クライアントの要望を細かくヒアリングして仕事をするので、実務経験がほぼ必須となっています。デザイン力以外に、ヒアリング力や、プレゼンスキル、制作チームとのコミュニケーション能力などが必要だからです。

インハウスデザイナーとして実務経験を積んだ後、独立後は企業や個人からお仕事をもらうことになります。名刺・ポスター・フライヤー・ロゴ・CDジャケットなど、携わるものは多岐にわたります。

よりたくさんの収入を得るためには、イラストレーター同様オリジナリティが必要です。ただし、デザインには流行があります。あなたのスタイルが、数年後には古く感じる場合もあるのです。

そのため、自分自身が得意とするスタイルは作りつつも、流行を追い続けて、時代に合わせたデザインができるようにな柔軟性も必要になります。

WEBデザイナー

WEBデザイナーとは、WEBサイトのデザインを考える職業です。企業やブランドに合致して、かつ操作性の良いデザインを考える必要があります。

WEBデザイナーになるためには、デザインスキルはもちろん、プログラミング・コーディングのスキルや、ユーザビリティ向上のための知識も必要です。また、デザインツールを扱うスキルも必要になります。

必要とされる知識やスキルが多岐に渡るため、通常のデザイナーと同様に、ある程度の実務経験が必要です。実務経験を積むと、クライアントの要望をヒアリングしたり、要望を具体的なデザインに落とし込んだりと、業務の進め方が身に付きます。

フリーランスとして独立する際は、IT系のクラウドソーシングサイトや求人紹介サービスが活用できます。また、ホームページやSNSアカウントを作成して、直接依頼をもらえるようにするのも大切です。

フリーランスになってから資金繰りに困ったらどうする?

フリーランスになってから資金繰りに困ったら、以下の方法を使って資金調達をしましょう。

フリーランスの資金調達方法
  • カードローン、ビジネスローン
  • 銀行融資
  • 日本政策金融公庫の融資
  • 家族や友人からの借金
  • ファクタリング

ファクタリングとは、報酬を受け取る権利(売掛債権)を売却して、報酬を早期に受け取れるサービスです。振込期日が遠く資金繰りが厳しいという方におすすめできます。

弊社は「ペイトナーファクタリング」を運営しています。請求書をアップロードすれば、最短10分で着金する便利なサービスで、累計申請件数20万件と多くのフリーランスの皆様にご利用いただいております。

資金繰りにお悩みのときは、ぜひペイトナーファクタリングをご利用ください。

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フリーランスになりたい方がよく抱く疑問・不安

これからフリーランスになりたいという方は、以下のような疑問・不安を抱くようです。

フリーランスになりたい方がよく抱く疑問・不安
  • 確定申告ってどうすれば良いの?
  • レシートや領収書ってなんで必要なの?
  • 確定申告ソフトって必要?
  • 開業資金の調達方法は?
  • 節税対策にはどんな方法がある?

それでは、フリーランスになりたい方がよく抱く疑問・不安について回答していきます。

確定申告ってどうすれば良いの?

確定申告は、年間の所得や控除、所得税納税額などを国に申告する手続きです。

昨今は、確定申告ソフトを利用して申告書を作成するのが一般的になっています。特に、青色申告は提出書類が多岐に渡るため、申告ソフトを使用したほうが良いでしょう。

作成した書類は、所得があった翌年の3月15日までに提出します。所轄税務署の窓口に提出するほかにも、e-Taxを使用してオンライン申告することも可能です。

確定申告 やり方

レシートや領収書ってなんで必要なの?

フリーランスがレシートや領収書を保管するのは、経費計上のためです。

確定申告をする際、事業に必須だった支出「経費」を計上すると、税金を低く抑えられます。まず、所得税の計算方法を見てみましょう。

所得税の計算方法

(売上 – 控除) × 税率 – 税額控除 = 所得税額

上記のうち、経費は「控除」に該当します。経費が多くなるほど、控除として差し引ける金額が増えるので、結果として納税額が減るのです。

この経費を計上する際に、経費を使った証明としてレシートや領収書が必要なのです。白色申告の場合は5年間、青色申告は7年間保管する必要があります。

確定申告ソフトって必要?

申告ソフトを使わなくても、確定申告は可能です。無料のツールや、エクセルなどを使用して各種書類を作成できます。

しかし、青色申告の場合は提出書類が非常に多いため、ソフトを使ったほうが効率よく手続きできます。参考に、青色申告65万円控除を利用する際の提出書類を見てみましょう。

青色申告65万円控除を利用する際の提出書類
  • 確定申告書B
  • 青色申告決算書
  • 貸借対照表
  • 損益計算書
  • 第三表(場合による)
  • 第四表(場合による)
  • 総勘定帳
  • 仕訳帳
  • 現金出納帳
  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 固定資産台帳

上記のようにさまざまな書類を作成するため、非常に手間がかかります。確定申告ソフトを利用すれば、案内にあわせて数字を入力していけば自動で書類が作成されるので、業務に支障が出にくくおすすめです。

開業資金の調達方法は?

開業資金の調達方法としては、以下のものがあります。

開業資金の調達方法
  • カードローン
  • 銀行融資
  • 日本政策金融公庫からの融資
  • 補助金、助成金
  • ファクタリング
  • 家族や友人からの借金

注意したいのは、開業当初は社会的信用が低いという点です。カードローンやビジネスローンは、事業内容や収支状況によっては利用できない可能性があります。

資金調達方法

節税対策にはどんな方法がある?

節税対策としては、以下のような方法があります。

フリーランスが使える節税対策の方法
  • 経費計上
  • iDeCoやNISAなどの資産形成
  • 各種控除の活用
  • ふるさと納税の活用
  • 青色申告65万円控除の利用
  • 消費税の計算方法の変更

まずは、確定申告の方法を見直しましょう。青色申告65万円控除を利用するだけでも、かなりの節税効果があります。

なお、経費計上やiDeCo、ふるさと納税については、先に経費や掛金といった支出が発生します。経費やふるさと納税の支出が増えすぎれば、もちろん手元に残るお金は少なくなってしまうので、注意しましょう。

イデコ上限

まとめ

フリーランスのなり方は人それぞれです。会社での経験を活かして独立したり、友人の紹介で仕事をもらったのがきっかけで事業を立ち上げたりと、さまざまなケースがあります。

共通しているのは、フリーランスになる前の段階で、専門性を身につけていること、また周囲の人々を大切にしていることです。スキルや知識だけでは仕事がきませんし、人脈があってもスキルがなければ依頼する人は現れません。

今回紹介した内容を参考にしながら、自身のさまざまな面を磨いて、自分らしい人生を歩んでいきましょう。

やっぷん
  • フリーランスになるためには、専門性だけでなく営業スキルも必要だよ
  • 独立開業する際は、開業届はもちろん、必要に応じて青色申告やインボイス制度の手続きもしておこう
  • 資金繰りに困ったら、カードローンやファクタリングなどの活用がおすすめ!
監修者プロフィール

ペイトナー執行役員 邨山毅

立教大学経済学部卒。投資会社にて内部統制・米国新興事業の国内展開に従事。その後VOD運営会社にて経営戦略・機械学習・調達戦略領域の経験を経て、ペイトナー株式会社に入社。執行役員ファクタリング事業本部長として、ファイナンスサービスの運営及びフリーランスの与信構築全般を所掌している。

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