ファクタリングの利用を検討するなかで「違法ではないのか」「法律的に問題ないのか」と不安に感じる人は少なくありません。ファクタリングは民法で認められた債権譲渡にあたり、取引そのものは合法です。ただし、ファクタリングを装った違法な貸付や、給与ファクタリングなど法律に違反するケースも報告されています。合法と違法の境界線、違法業者の見分け方、万が一のときの対処法まで順に紹介します。

目次
ファクタリングは違法ではなく合法の取引
ファクタリングと闇金はまったく別物です。ファクタリングは請求書(売掛債権)を売却して現金を受け取るサービスであり、お金を借りる融資とは取引の性質が異なります。貸金業との違いを順に見ていきましょう。
ファクタリングと貸金業の違い
ファクタリングは、手元にある請求書(売掛債権)をファクタリング会社に売却して、入金日より前に現金を受け取るサービスです。お金を借りるのではなく、請求書を売る取引なので、貸金業にはあたりません。
以下の2つの観点で違いを確認できます。
| 観点 | ファクタリング | 貸金業(融資) |
|---|---|---|
| 取引の性質 | 債権の売買(譲渡) | 金銭の貸し借り |
| 返済義務 | なし(売却なので返す必要がない) | あり(元本+利息を返済) |
このように、ファクタリングは「売買」であり「貸付」ではないため、貸金業法の規制を受けません。返済義務がない点が、融資との大きな違いです。
2社間・3社間ファクタリングの合法性
ファクタリングには、申込者とファクタリング会社だけで取引する2社間ファクタリングと、取引先も含めた3社間ファクタリングがあります。どちらも債権譲渡にあたるため、合法の取引です。
2社間ファクタリングは取引先に知られずに利用できる点から、フリーランスや個人事業主に選ばれるケースが多いです。3社間は手数料が低めになりやすい反面、取引先の承諾が必要になります。いずれの方式でも、正規の業者であれば法律上の問題はありません。
ファクタリングの仕組みについてもっと詳しく知りたい人は、下記の記事も参考になります。
ファクタリングが合法とされる法的根拠
ファクタリングがなぜ合法なのか、法律上の根拠を2つ紹介します。どの法律に基づいているのか気になる人は、ここで確認しましょう。
民法466条(債権譲渡の自由)
民法466条(e-Gov法令検索|民法)では、債権は原則として自由に譲渡(売却)できると定めています。ファクタリングは、この債権譲渡の規定に基づく取引です。
2020年4月の民法改正により、契約書に「譲渡制限特約」がついている債権でも、ファクタリング会社への譲渡が認められやすくなりました。改正前は譲渡制限特約付きの債権を売却できないケースがありましたが、改正後はファクタリング会社が特約の存在を知っていても債権譲渡が有効になります。この法改正によって、ファクタリングの法的な位置づけはさらに明確になっています。
金融庁の注意喚起
金融庁のファクタリングに関する注意喚起ページでは、ファクタリングを名乗っていても買い戻し義務がある取引は貸付にあたると説明されています。
つまり、契約書に「ファクタリング」と書いてあっても、中身が貸付なら違法です。合法かどうかは名前ではなく、取引の中身で決まります。
違法になるファクタリングの3つのパターン
ファクタリングそのものは合法ですが、以下の3つのパターンに該当する場合は違法になります。それぞれの特徴と見分け方を確認しましょう。
偽装ファクタリング(実態が貸付)
偽装ファクタリングとは、ファクタリングを名乗りながら実態は貸付を行っている取引です。次のような特徴がある場合、偽装ファクタリングの疑いがあります。
- 売掛先から入金がなかった場合に申込者が買い戻す条項がある(償還請求権付き)
- 担保や保証人を求められる
- 分割での支払いを指示される
- 請求書の額面ではなく、申込者の返済能力を審査される
これらは融資と同じ性質を持つため、貸金業登録なしで行えば貸金業法違反になります。見た目はファクタリングでも、中身が貸付なら違法です。
給与ファクタリング
給与ファクタリングは、個人の給与を債権として買い取り、給料日前に現金を渡すサービスです。2020年3月には金融庁が給与ファクタリングは貸金業にあたると判断しました。
給与は雇用契約に基づいて支払われるものであり、一般的な売掛債権とは性質が異なります。貸金業登録をせずに給与ファクタリングを行う業者は、貸金業法違反および出資法違反に問われます。
フリーランスや個人事業主が取引先に発行した請求書を売却するファクタリングとは、まったく別の取引なので混同しないよう注意しましょう。
出資法の上限を超える手数料
ファクタリングの実態が貸付と判断された場合、手数料は利息とみなされます。年利に換算して出資法の上限を超えると、刑事罰の対象になります。
たとえば、30日後に入金される請求書を手数料30%で買い取ると、年利換算では約365%です。このような極端に高い手数料は、違法な貸付のサインです。2社間ファクタリングの手数料相場は10〜20%程度なので、相場と比べて大幅に高い場合は警戒しましょう。
ファクタリングを装った闇金の見分け方について、より詳しく知りたい人は下記の記事も参考になります。
違法なファクタリング業者を見分けるチェックポイント
違法業者に引っかからないために、契約前に確認すべきポイントを紹介します。以下の4つの観点でチェックしましょう。

「支払いは明日なのに、銀行は休み…」
そんなときこそ、ペイトナー
急な資金不足でも、最短10分で審査完了・即日入金。
手数料は一律10%で、審査後に金額が変わることはありません。
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契約書に償還請求権が含まれている
契約書に「売掛先が支払わなかった場合、申込者が買い戻す」という条項(償還請求権)が入っている場合、その取引の実態は融資です。正規のファクタリングでは、売掛先の未払いリスクはファクタリング会社が負います。契約前に、契約書の中身を必ず確認しましょう。
手数料の内訳が説明されない
正規の業者は、手数料率やその根拠を事前に説明します。以下に該当する場合は注意が必要です。
- 手数料率が契約直前まで明示されない
- 契約書にサインした後に手数料が変わる
- 手数料以外の費用(事務手数料・審査料・振込手数料など)が次々に追加される
手数料の総額がいくらになるのか、申し込み前に書面で確認しましょう。
会社の所在地・連絡先が確認できない
違法業者は、所在地が架空だったり、連絡先が携帯電話のみだったりするケースがあります。公式サイトに法人番号・代表者名・オフィスの住所・固定電話番号が掲載されているかを確認しましょう。法人番号は国税庁のサイトで誰でも検索できます。
審査なしを売りにしている
ファクタリングには、売掛先の信用力や請求書の内容を確認する審査が必ずあります。「審査なしで即日入金」と宣伝している業者は、審査を行わない代わりに高額な手数料を請求したり、偽装ファクタリングだったりする危険があります。審査がまったくない業者は避けましょう。
| チェック項目 | 安全な業者 | 違法の疑いがある業者 |
|---|---|---|
| 償還請求権 | なし(ノンリコース) | あり(買い戻し条項) |
| 手数料 | 事前に明示・固定 | 事前に明示・固定 |
| 会社情報 | 法人番号・住所・固定電話あり | 所在地不明・携帯電話のみ |
| 審査 | 売掛先の信用調査あり | 審査なしを宣伝 |
| 契約書面 | 契約書が交付される | 口頭契約・書面なし |
ファクタリング会社を選ぶ際のポイントを詳しく知りたい人は、下記の記事も参考になります。
違法業者と契約してしまった場合の対処法
万が一、違法業者と契約してしまった場合でも、対処する方法はあります。焦らず、以下の手順で行動しましょう。
弁護士・司法書士に相談する
違法なファクタリング契約は、法的に無効になる可能性があります。貸金業法や出資法に違反する取引は、契約自体が無効と判断されるケースもあるため、まずは弁護士や司法書士に相談しましょう。ファクタリング被害に詳しい専門家を選ぶと、対応がスムーズです。無料相談を受け付けている法律事務所や法テラス(日本司法支援センター)も活用できます。
警察や金融庁の相談窓口を利用する
違法業者からの強引な取り立てや脅迫を受けている場合は、警察への相談を優先しましょう。身の安全を確保することが最優先です。また、金融庁の相談窓口でも、ファクタリングに関する相談を受け付けています。
証拠を保全する
相談や通報の際に必要になるため、以下の情報を手元に残しておきましょう。
- 契約書のコピー
- 業者とのやり取り(メール・LINE・電話の記録)
- 振込明細・入金記録
- 業者のウェブサイトのスクリーンショット
証拠は削除されないよう、早い段階でスクリーンショットやPDFとして保存しておくのがおすすめです。
ファクタリングで起きやすいトラブルの事例を知りたい人は、下記の記事も参考になります。
安全にファクタリングを利用するためのポイント
違法業者を避けて安全にファクタリングを利用するための3つのポイントを紹介します。

「支払いは明日なのに、銀行は休み…」
そんなときこそ、ペイトナー
急な資金不足でも、最短10分で審査完了・即日入金。
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2回目以降は請求書のみでOK!
複数の業者を比較する
1社だけで決めず、最低でも2〜3社の手数料・契約条件・対応スピードを比較しましょう。比較することで、手数料の相場観がつかめるため、異常に高い手数料を請求する業者を見分けやすくなります。各社の公式サイトで手数料率が明示されているかも、信頼性を判断する材料になります。
口コミや運営実績を確認する
利用前に、業者の口コミや運営実績を確認しましょう。公式サイトだけでなく、第三者のレビューサイトやSNSでの評判もチェックすると、実際のサービス品質がわかりやすくなります。運営歴が長く、これまでの利用実績や取扱金額を開示している業者は信頼度が高いです。
少額から利用を始める
初めてファクタリングを利用する場合は、いきなり高額の請求書を売却するのではなく、少額から始めるのがおすすめです。少額の取引で手数料の透明性や入金スピード、対応の丁寧さを確認してから利用額を増やしていくと安心です。
個人事業主向けのファクタリングの選び方を知りたい人は、下記の記事も参考になります。
ペイトナーのファクタリングの特徴
ペイトナーのファクタリングは、フリーランスや個人事業主向けのサービスです。手数料や契約内容が明確で、初めてファクタリングを利用する人でも安心して申し込めます。
手数料一律10%で受取額を事前に計算できる
ペイトナーのファクタリングの手数料は一律10%で固定されています。請求書の額面が10万円なら受取額は9万円と、申し込み前から正確に計算できます。追加費用や隠れたコストはありません。
最短10分入金・土日祝日も対応
急ぎで資金が必要なときでも対応できるよう、ペイトナーのファクタリングは申し込みから最短10分で入金が完了します。土日祝日も対応しているため、平日に時間が取れない人でも利用しやすいサービスです。
1万円の少額から利用できる
ペイトナーのファクタリングは1万円から利用でき、少額の請求書でも気軽に現金化できます。初回の利用上限は50万円で、利用実績に応じて最大300万円まで増額可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手数料 | 一律10%(固定) |
| 入金スピード | 最短10分 |
| 利用可能額 | 1万円〜(初回上限50万円、実績に応じて最大300万円) |
| 土日祝日対応 | あり |
| 審査 | AIと人の併用 |
| 申込方法 | 完全オンライン、面談不要 |
| 必要書類 | 3点(2回目以降は請求書のみ) |
ファクタリングのメリット・デメリットについて詳しく知りたい人は、下記の記事も参考になります。
8. まとめ
ファクタリングは民法で認められた債権譲渡に基づく合法の取引です。ただし、偽装ファクタリングや給与ファクタリングなど違法になるケースもあるため、業者の見極めが欠かせません。
- ファクタリングそのものは合法:民法466条の債権譲渡に基づく取引で、貸金業にはあたらない
- 違法になる3つのパターン:偽装ファクタリング・給与ファクタリング・出資法を超える手数料
- 見分けのポイント:償還請求権の有無、手数料の透明性、会社情報の確認、審査の有無
- 被害時の対処:弁護士・警察・金融庁の相談窓口に早めに相談する
- 安全な利用のコツ:複数社を比較し、少額から始めて信頼できる業者を選ぶ
ペイトナーのファクタリングは手数料が一律10%の固定制で、追加費用はかかりません。契約内容が明確なので、初めてでも安心して利用できます。

「支払いは明日なのに、銀行は休み…」
そんなときこそ、ペイトナー
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